MathType

高評価

• 詳細なチュートリアル
• 膨大なシンボルライブラリ
• 方程式を描く機能

低評価

• かなり急な学習曲線
• いくつかのアイコンが見づらい

編集部注：MathTypeのテストにはLibreOfficeを使用しました。

MathTypeを開いて最初に気づくことは、プログラムが古く見えることです。このソフトウェアは1987年に初めてリリースされ、そのミニマリストな美学はXP以前のオペレーティングシステムを思い起こさせます。

デザインは初期の頃から少し更新されていますが、1987年の頃とほぼ変わらない外観をしています。原始的なEGAの外観は置き換えられましたが、ツールと機能は変わっていません。

しかし、これはそれほど驚くべきことではありません。結局のところ、Microsoft Wordも25年前とほとんど同じように見えます。MathTypeはワードプロセッサのアクセサリーなので、車輪を再発明する必要はありません。

MathTypeの仕組み

最初にMathTypeを見たとき、特に複雑な方程式が苦手な人にとっては、少し圧倒されるかもしれません。多くのボタンがあり、それらの多くは数百の異なる挿入物を表示します。

しかし、実際には非常に直感的です。ボタンは単に、複雑な数学的方程式をタイプし、それらをHTMLウェブサイト、AutoCad、PDFファイル、Word文書などにインポートするために必要なすべてのスクリプトと文字へのアクセスを提供します。

プログラムを理解しやすくするために、MathTypeには方程式やその他の数学的公式の作成とインポートの手順を段階的に説明するチュートリアルが含まれています。

MathTypeは800以上のアプリケーションやウェブサイトと連携しているため、数式の挿入方法について段階的な説明を提供することは意味がありません。例えば、LibreOfficeが数式を挿入する方法は、Microsoft Wordが使用する方法とは異なります。

つまり、ソフトウェアを最適に活用する方法を理解するために、少し時間をかけるべきです。コピー＆ペーストが一部の人にとっては機能するかもしれませんが、ほとんどの場合、より良いツールが存在します。

数式の作成

数式は、マウスとキーボードの組み合わせで構築されます。数字、変数、およびいくつかの数学記号は簡単にタイプできます。例えば、プログラムは「sin」と「tan」を変数ではなく関数として認識し、タイプするときにそれらの文字の視覚表示を調整するほど洗練されています。言い換えると、「5 = sinx - 5」とタイプするのと「5 = sx + 22x」とタイプするのでは見た目が異なります。

MathTypeには、代数方程式、幾何学の公式、一般的な三角法、統計的微積分を記述するのに必要なすべてのスクリプトがあります。微分、行列、その他多くの私には理解できない数学的概念をタイピングするのに使用できます。

多くの記号は手動で入力する必要がありますが、いくつかの記号はキーボードショートカットによって挿入できます。これは莫大な時間を節約できます。

例えば、ギリシャ文字のπは、トルクやRPM、直径などを計算するのに不可欠です。ギリシャ文字ボタンを選択してからπアイコンを選択する代わりに、「Ctrl+G」を押してから「P」とタイプするだけです。

MathTypeのもう一つの特徴は、手書きで方程式を描き、ソフトウェアがそれを公式に変換する機能です。試してみましたが、あまりうまくいかなかったように感じます。Math Input Panelは、不器用なマウスインターフェースよりも、より正確なスタイラスペンで動作するように設計されていると思われます。

MathTypeは確かに学習曲線があります。最大の問題は、ボタンがかなり小さく、アイコンがさらに小さいことです。入力中の数式をよりよく見るために数式ボックスを拡大することはできますが、上部のアイコンを拡大する方法はありません。似たようなアイコンが多いため、必要なものを見つけるのに時間がかかります。

もう一つ言及しておくべきことがあります。MathTypeは、複雑な数式をタイプし、それらをウェブサイトや他のドキュメントに挿入するための単なるツールです。MathTypeは、これらの数式を解く方法を見つけるのには役立ちません。

価格

MathTypeは30日間の無料トライアルを提供していますが、フリーウェアではありません。個人ライセンスは年間$49.95で、高等教育機関向けの料金は生徒1人あたり$0.60から$1.00で、特別料金を適用するには最低40人の生徒が必要です。

一般的に、このソフトウェアを使用する人々は、教育者、学生、科学者、または専門家です。一般の人々にとっては、このソフトウェアを使用する必要性はほとんどありません。しかし、頻繁に複雑な方程式をタイプする必要がある場合、MathTypeは多大な手間を省くことができます。

高評価

• 詳細なチュートリアル
• 膨大なシンボルライブラリ
• 方程式を描く機能

低評価

• かなり急な学習曲線
• いくつかのアイコンが見づらい